2008年12月10日
去り行く人

昨日の投稿での引用のようにSLの明るい未来や広がる可能性を信じるものもあれば、夢破れてSLを去っていく人もいます。Nobody Fugaziという変った名前のアバターが先ごろSLを止める宣言をしたようです。私はこの人の名前は良く覚えていました。というのは去年サーバーがClass 4からClass 5にグレードアップされたときの管理料の値上げ騒ぎの時に、SLの公式ブログに対して鋭い質問を発していたからです。
それは「切り替えなんかしないで放っておいても、やがてClass 4は壊れていくので、リンデンラボはユーザーの知らない間にClass 5に切り替えることになるのではないか?」というものでした。そもそもが3Dの空間の使用権を期限付きで売っているに過ぎないのに、あたかも土地を売買しているかのような虚構でお金を儲けているリンデンに対する突っ込みですね。で、これに対してリンデンは黙んまりを決め込んで何も反応がなかったんだけれど、今ではSLの中の常識として通用しています。
そのNobody Fugaziは例の拗ね者ブロガーのProkovy Nevaとは知り合いですが、Nevaの方はあまりいい印象を持っていなくて、Fugaziの撤退を意地悪く自分のブログで取り上げています。だからかなりバイアスが掛かっているんだけど、これもSLの一風景として、私たちの知らない世界を垣間見るという意味があるのかなと思って、NevaのSecond Thoughtsから引用してみます。とっても長いので要点の部分を何回かに分けることになります。
「Nobody Fugaziが現れて、もうSLでもRLでもタオルを投げると告げに来たんだ。彼の話ではもうひと月もログインしていないし、その前だって散発的にしか現れなかった。この見栄っ張りで勿体ぶったアバターは、O’Reillyの『自分で出版』という名のサイトを使って本を出した時の話をしだすと止まらないんだが、ついに敗北を認めたようだ。
昔彼に会ったときのことで覚えているのは、『痙攣する絶頂』というロゴを描いた男物のシャツを着ていたことだ。思いっきり哀れんでやったな。それが銀色のラメ入りで、えーっと、『ラ・メイ』とメイを強く発音するんだが、(キーボードの)どこにアクサンテーグ(仏語で強調を表す)の記号があるのか分からないので、こんな表記になってしまった。
その後彼は途轍もなく野心的な企業の経営に乗り出すんだが、毎日勿体ぶって例の傲慢でおせっかいな調子で話しかけて来るので、『ややこし屋』って名前をつけてやったね。2、3日を掛けて彼のブログの投稿を一つずつ読んでみた。全てがオタクの宗教がかったバリエーションとでもいうべきもので、第三の世界の真実性という主張で貫かれている特別な切り口のものだった。インターネットで生活費を稼げるんなら、誰かが実際に第三の世界に入っていくということはないんじゃないか?(ってブログで書いたら)この『ややこし屋』は俺をBanしたんだ。」
うーん、全体に悪意に満ちた表現が溢れていますね。こういうのは日本人には書けません。『第三の世界』というのは去年の4月にMicrosoftが発表したオンライン地図プラットフォーム「Virtual Earth」上で利用できるバーチャルワールドのことですね。実際の地球がそのままVirtualで表現されていて、そこにアバターとして入っていくんです。ちゃんと大人専用サイトもあるし、お金も使えます。っていうエイプリルフールのネタだったんだけどね。他にもあるのかしら?
Fugaziを馬鹿にしている積りが、書いているうちに自分の中身がどんどん出てきてしまうNevaというのが面白いところです。最後はNevaのSL観に辿りつくんですが、それは次回。
Posted by Sophiee Winkler at 13:01│Comments(0)
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