2008年12月12日
去り行く人(3)
どうしてリンデンラボはNobody Fugaziを愛さなかったのか?でしたね。
「何故そうだったのか?うん、それはFugaziが本当に芝居がかった鼻持ちならない奴だということと、他の芝居がかった鼻持ちならない奴等も同じように彼のことをそう思っていたということを別にすれば、彼はここで第三世界の問題を持ち出すこともできたんだ。どういうことかというと、リンデンラボは他のシリコンバレーの企業と同じように白人男性を優遇していて、中国人やインド人を外部の支援業者と見ている傾向があって、つまりそれらの人々は身の程をわきまえなきゃならないってことさ。
これが俺が外から見て思ったことだね。この考えが間違っているというのなら、じゃあ何が正しいのか教えて貰いたいな。リンデンラボというのはとことん男性の、白人で、カリフォルニア的お気楽さの支配する会社なんだ。もちろんアリバイ作りのために女性がわずかばかり居て、多分アフリカ系アメリカ人も1人くらいはスタッフでいるだろうがね。ずーっと離れたところでは現地人も使っている、シンガポールとかそこいらだね。でも彼等は裏方さんなんだ。
この状況を改善するために、リンデンラボは今彼らがやっているよりも、もっと積極的で肯定的な行動計画というものを持ちうるだろうか?(現場にあるのは典型的なPC言語だけなんだが。)自分と同じようなレベルの人々を雇うことは必ずしも有害なことと意識されるわけではない。それは心地よいかどうかという問題だ。(ソフィー注:自分が意味なく見下している人々を雇って、その人達が自分と同じレベルであると気が付くのは精神衛生に悪いという考え方が裏に潜んでいるという意味ですね。)
しかし俺が考えるFugaziが仲良しクラブに入れてもらえなかった本当の理由はこうだ。ある人物がどんなにSLのシンパであったとしても、リンデンの連中はずけずけものを言うブロガーというのは嫌いなんだ。まあ、どんなことでもずけずけ言うというのは関心があるからなんだが、でも彼等は知っているんだ、関心というものは心の奥底ではネガティブに変化しうる、そして実際そうなるんだと。リンデンラボはずけずけものを言う人間をパーティーに呼んだり、雇ったりはしない。そうするのは相手が完璧な馬鹿か、Torley(実在のブロガー)のようなおべっか使いである場合だけだ。」
つまり、アメリカには西海岸であっても未だに人種差別が残っていて、それが原因でFugaziはリンデンラボに認めてもらえなかったと言う主張でした。Nevaの被害妄想的舌鋒は益々鋭さを増してきたようです。明るいカリフォルニアの太陽に押し込められた悪意、でもそれは人の心の襞の中でしたたかに息づいているんでしょうか?
Posted by Sophiee Winkler at 13:14│Comments(0)
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