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プロフィール
Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
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2009年01月20日

幹部インタビュー

幹部インタビュー

Industry StandardというInternet Economyに関するNewsmagazineがあります。報道の対象は新しいテクノロジー、企業、ベンチャー投資、買収、サイトの立ち上げ、その他の開発事業です。先日ここの記者がリンデンラボのビジネス担当のVPであるGinsu Yoonにサンフランシスコのリンデンラボのオフィスで取材した結果を載せていました。

この中でYoonはSLのGridとRivers Run Redのデザインによる新しいTurnkey service
を含む事業計画について論じています。Rivers Run Red はミステリー小説のRiver Runs Redとどういう関係にあるのか不明です。小説の方はテキサスの洞窟やその他の場所で起きる行方不明事件や怪奇現象をテーマにしたSupernaturalな闘いに関する怪奇ものです。同名の音楽アルバムもあります。多分この物語の新奇性やワクワク感を標榜して会社に同じ名前を付けたけど、商標の関係で“s”をつける場所を変えたのではないかしら?

私は西部開拓時代に白人がインディアンを大虐殺して河が血で染まったのかと思いましたが、どうも勝手な思い込みのようです。あの辺赤土なので、河の流れは赤茶色の濁流なんですね。だから滔々と逞しく大河が流れていくように発展するビジネスっていう思いを込めた命名だということも言えます。それからRedっていう単語には「元気」っていう意味もあるんです。これとは別にテキサスとオクラホマの州境にRed川と言う名の川があります。Red River Valley(渓谷)はよく映画の舞台になりますね。同名の歌もありました。

それからTurnkey service というのはインフラや教育の不十分な発展途上国で主に外国企業が道路、港湾建設から土地の造成、土建工事を含めて産業プラント等を一括受注して完成させ引き渡すところから来ている言葉です。自動車のエンジンを掛けるときみたいにKeyをひねるだけで工場が始動するって感じですね。ここではSLのユーザーが普通は何でも自分でつくらないといけないけど、Rivers Run Redに頼めば後はお座りしてご馳走を食べるだけにしてくれるということです。で、何を提供してくれるのか?その前にYoonへのインタビューです。

Industry Standard記者:
「2年前と比べてSLと企業空間について何が変りましたか?」

Gisu Yoon:
「市場一般が2年前に比べて仮想空間というコンセプトに慣れてきたと思う。我々の活動的な顧客ベースやレベニューのベースのなかにも企業や教育目的のユーザーの割合が確かに増えてきている。
しかし、皮肉なことに我々のユーザーのうちどれ位の人が実際に企業の商品・サービスを購入したり、教育目的で機関を使っているのかということは実際には完全には分かっていない。なぜならそうするためには多くのデーターを企業用に作られた適当なビリングシステムから移し変えてくる必要があるからだ。

ご存知だと思うが、我々のユーザーのほとんどは個人のクレジットカードを使っている。我々は企業が慣れている購買システムの類を持っていない。それで我々はデータと必死で睨めっこして、調査結果に紐つけて解釈し、それをスポットサンプリングにも当て嵌めて解釈するということをしなければならない。

こういう分析方法でこの1年くらいにはSLのなかで企業活動と教育事業に特化したユーザーベースというのは大体20%前後増えたと考えている。これはSLの全体の使用やレベニューから見て相当大きな割合であることは確かだろう。そしてそれは他のカテゴリーよりも速い速度で成長している。

SLというのはそれを運営している我々の会社の観点から見て、常に我々の顧客が我々に行き先を指示するという場所なんだ。明らかに我々は中の世界の経験に基づく経営コンテンツやストラクチャーという点での方向性は持ち合わせていない。まあ最近では益々それをやる羽目にはなっているが。

そういうわけで我々は消費者としての経験のなかでユーザーが欲っしているものから学んできたというわけだ。同様に、ユーザーが企業にとってもっと使いやすくあって欲しいと彼らが望んでいることにも学んできた。それが起きつつある変化の正体だろう。

それから会社が大きくなって今では100人を超える従業員がいるし、今年はそれが200人を越えて300人に迫ろうという年になるだろう。去年はネットワーク通信における十分な帯域幅(bandwidth)がなかったし、実際2年前には本当に帯域幅がなくてもっと広い市場セグメントを攻略するということができなかったんだ。それが違いかな。」

世の中人減らしに奔走しているというのに景気のいい話ですね。ちょっと危ないかも。

Industrial Standardについてはこちらのウェブサイトをご覧下さい。
http://www.thestandard.com/

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Posted by Sophiee Winkler at 13:17│Comments(0)ビジネス
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