2009年06月18日
残念な5つの真実

オンラインの経済についてTateru NinoがMassivelyに載せている一文を要約してみました。
要するに、オンラインの経済というものは通常のRLの経済(彼女はこれをAFKの経済と記しています。Away From the Keyboard の経済という意味ですね)と比較して随分違ったものに見えるかもしれないが、結局は驚くほどありきたりの方法によって運営されている。それはあるキーコンポーネントが原因で、それは人間という要素なんだと書いています。人間が絡んでいるので、次に述べるような嘆かわしい真実がなくなることはないのだという主張です。
(1)現金化できないようにしても、人々はなんとかその方法を見つける
オンラインゲームのなかで、様々なアイテムやレベルや特権がお金でやり取りできないようにしてあっても、それをRLで現金取引する方法で、(ゲームのなかでは単にタダであげるということでいい)お金に換えることが出来るというようなことですね。
(2)コストが掛かることでも、人々はそれを減らすか回避するかしようとする
ロボットを使って自動化する方法もあれば、他のユーザーを騙してコストを掛けないでアイテムやお金をゲットするというやり方もあるということを述べています。
(3)人々は互いに盗みあう
人々が自分でものをクリエートできる経済では、他人の作品をコピーすることでコストを迂回することができる。テクスチャーは素人にも簡単に修正の操作ができるので、プログラムによって窃盗行為を探査しようとしても容易にそれを逃れることができる。二人のユーザーが互いに相手が自分のテクスチャーを盗んだと主張し合っている場合に、後で実は問題の物件は二人ともが他の人からテクスチャーを盗んでいた結果だということが分かるなどというのは珍しいことではない。どちらもがビデオゲームやウェブサイトや雑誌から同じ画像を摘み取ってきたにすぎないということだってある。
(4)偶然の一致ということはある
まったく寸分違わない同じものを二人が別々に作ってしまうということはあり得る。そしてそれは本当に起こったことだという証拠はないので、ややこしい話になる。しかしそういうことは起きる。
(5)オンライン経済の不備にツギを当てようとして、それを崩壊させてしまうことはあり得る
経済というものはそれが古ければ古いほど変化には脆弱だ。オンライン経済もAFKの経済と同様に最も低いコストと大きな利益を求めて移動していき、新しい道筋を見つける。それは時として既存の仕組みを揺り動かす地震のような影響を与えるときがある。それによって崩壊する建物もあるのだ。既存のチャネルが先住者で溢れているときには、新しいチャネルを生み出すことが必要になる。
US$であれ、金貨であれ、リンデンドルであれ、その切れ端のようなものに価値を与え、市場を創造し、経済活動やビジネスモデルを産み出していくのは人間のすることだ。だからオンラインの経済とAFKの経済にはほんのちょっとした差しかない。そして人々はいつでも何とか自分に都合のいいようにそれを捻じ曲げようと試みるのである。
と、まあ途中から人称がいい加減になって誰が言っているのかわからなくなってしまいました。私も他の人の書いたものをそのまま訳したりしているのは、「残念な行為」なのでしょうね。触発されて自分の考えを書いているのはOKなのかな。
Posted by Sophiee Winkler at 13:12│Comments(0)
│ビジネス
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