2009年10月13日
創作のメモリー

Mellchan Criss さんのブログで商品紹介をさせてもらえるので、ここんとこ続けて「ものづくりのメモリー」と題して、過去の商品創作の思い出を綴っています。ものづくり自体は07年の夏からやっていたけど、本格的に始めたのは08年の春にAzito Sim にお店を構えてからですね。最初の頃は要領が分からなくて色々失敗をしました。
まず、3番目くらいに作った「洗濯物セット」ですが、最初は選択ロープをプリムで作っていて、風に靡かせようとしたのですが、かなり無理がありました。また、洗濯物とプリムは横の薄い部分は透明なのですが、この透明部分に自分で作った透明のテクスチャーでなくて、リンデンラボのデフォルトである透明テクスチャーを使ってしまいトラブルが起きました。
つまり、他の人のテクスチャーが仮に無償で配布されたものであっても、それを転売するときにはPermission が必要になるのですね。分かっていたつもりだったけど、一部にそんなテクスチャーが紛れ込んでいたのに気がつきませんでした。プリムであれば商品全体を選択してinspect すればクリエーター名が表示されるので気付くことができるのですが、テクスチャーは貼り付ける前にチェックしておかねば分からなくなるです。
このときはちゃんと自作のテクスチャー100%で組み直して、ロープもプリム製のロープ型の立体から、洗濯物と同じようなテクスチャー式のものに改良しました。この後、この製品は売れ筋に育っていくわけですが、最初はこんな失敗がありましたね。
で、これに懲りてその後同じような失敗をしなくなったのかというとそうでもないのです。例えばデジアカの授業でカート作りをしたときのことです。最初に先生のつくったプロトタイプを無償でもらうのですが、フルパーになっているのはスクリプトだけなので、一度分解して自分の作った部品を組み立ててボディやシャシーをつくっていくんです。ところがわたしはズボラをしてバンパーの部分だけ先生のものをちょっと形を換えて流用したのですね。
それで自分のものとしては問題なく使用できたのですが、あるときこのカートをイベントのフリーアイテムとして配布することにしました。そこでもちろん私以外の人が作ったプリムやテクスチャーをチェックすると、バンパーが先生のものだということが分かり、それを取り外して、自作したものに置き換えて組み直しました。これでOK?そのはずです。
でも、パッケージに入れて無償販売の設定にしようとすると、これができなくなっているのです。何故でしょう?お友達とも相談したのですが、これはどうやらリンデンラボがコピーライトのマネジメントポリシーを変更して、一度でも他人の作ったものや、テクスチャーと組まれたものは、他者に売り渡すことができないようにしてしまったらしいということでした。
そこでまさにゼロから全ての部品を作り直して、フルパーのスクリプトと一緒に組み上げてみると、今度はちゃんと配布(譲渡)可能になっていました。とても面倒だったけど、お蔭で大きな勉強をすることができました。
ところが同じ過ちをまたやってしまったのです。それはマシニマ要の小道具の宇宙船を作ったときに、座るためのボールの一つが他者の作ったもので私は幾らでもコピーできるものだったのに転売は不可になっていて、これだけのために、他のメンバーに宇宙船をあげることができなくなっていたのでした。さすがにこれをゼロから作り直すのには時間が足りなくて、せっかくの宇宙船がぎこちない動きでしか活躍できなかったのです。
つまり、ものを作るときにはそれが将来どういう使い方をされるのか、自分だけで使うのか、販売されるのか、さらに転売されるのか、グループで共有するのかを考えて作る、あるいは複数バージョン作っておくということなのですね。それが面倒だという場合には、商品しか作らないアカウント(別アカ)をというものを作って、そこに色々なデーターを集中するということで、手違いを防ぐことができるのではないでしょうか?
投稿はこちらで行なっています。
http://milkusagigroup.slmame.com/e751455.html
Posted by Sophiee Winkler at 12:58│Comments(0)
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