2009年11月05日
レニネード?

さて、先日ご紹介した07年にリンデンラボによって抹消されてしまったWoodbury Universityなんですが、残っているものはあるんです。Alphaville Heraldに追加の記事が載ってました。それは大学の管理者でありこれもまたリンデンによってBanされてしまったTizzers FoxchaseがHeraldのSimに残していったアイテムです。Herald のHyperbora Officeの入り口に転がっているとか。HeraldのSimというのはSLのブログ新聞であるAlphaville Heraldを発行しているSecondlife Herald社の持ち物で、もうすぐ移転したいみたいですね。

さて、それはLeninadeの空き瓶。多分Lemonadeをもじって社会主義者のレーニンの飲み物っていいたいんだと思います。飲むと酔っ払って、他人のものと自分のものとの見境いがつかなくなるとか、労働者は支配者であるなどと嘘っぱちを言いたくなる効果がありそうです。この想像は瓶に貼られたハンマーと鎌のロゴによってサポートされています。RLでも醒めるのに100年以上掛かっているしね。
さて、この街路に転がっているLeninadeの空き瓶ですが、ある意味では歴史的価値があるという人もいます。クリックして検査すればクリエーターとしてのTizzers Foxchaseの名前が出てくるし、そのプロファイルも見られます。Woodbury Universityの名前も出てくるでしょう。まあ、別に瓶がなくても名前さえ知っていれば、そこから検索して同じ情報は得られます。
私もそんなアイテムを持っていました。騙されて買ったスカルプの盗品をクリックすると、その泥棒のアバター名とプロフィあるも見られるんですね。でも、全く意味がないし、盗品を持っているなんて何かと災いの種だから、この間インベントリーを徹底的に探して、全部消してしまいました。他のプリムとリンクしてあると見つけ難いのです。
Herald自身がもうすぐこのSimを手放そうとしていますが、歴史的街並みの一部であるこの瓶を受け継いでくれる買い手を探しています。でも、それにどれだけの意味があるのでしょうか?Tizzers Foxchaseご本人はとっくに別のアバターに生まれ変わって、適当に楽しくやっていると思いますけれど。
不思議と言うか面白いというか、RLと同じようにSLでだって、何かを維持しようとするとお金が掛かるんですね。それはこの空き瓶も私たちの創作物も同じなんです。自分のものなら情報だけをコピーして外部メモリーに入れることはできるけど、他の人の作ったものは違法にコピーしない限り、画像くらいしか持ち出せないでしょう。それだと過去の情報は移せないからあまり意味はないですが、逆に画像くらいで十分なものなので、それでもいいのかな?
Hyperboreaには他にもこのような「訳ありアイテム」が多く残されているところがあって、Black Libraryと呼ばれています。それも引継いで欲しいみたい。ご興味のある方はWandering Yaffleさんにコンタクトしてみては如何でしょうか?

Posted by Sophiee Winkler at 13:05│Comments(0)
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