2010年08月17日
SL創世記(14)
延び延びになっていたSLの歴史を振り返るTateru Ninoのコメントです。
「
技術問題
2008年の1月には信頼できる新しいInventory Systemがロールアウトされるであろう時期だった。これはユーザーの使い心地を改善し、Inventoryのロスとロスではないがそれと同じに見えてしまうという問題を解決するためのものだった。しかし、今までのところその決着がついたという話は聞かない。
その代わりに、リンデンラボは様々な経済指標を前触れもなく突然発表しなくなってしまったことの言い訳として、それらは誤解を与えるものだったからと述べることから新年をスタートさせた。数週間たってそれらの指標は復活したが、代わりの説明はそれらはバグを含んでいたからというものになった。
この修理の時期にリンデンラボは約80万の不活性なアカウント、つまり作られはしたが一度も使われたことのないものをゴミ捨て場に投げ出した。随分遅まきのお掃除だ。
リンデンラボは一連の様々なパフォーマンス改善の取組みに意欲的に取り組んでいると宣言した。それは08年中そうなっているのだと思われていたが、今までのところパフォーマンスは向上していないようにみえる。
2009年の7月にラボはユーザーに新しいViewerの特性のなかに使用を避けるべきものが含まれていると警告した。それが安全に使えるようになったのかどうかという通知はなかった。またリンデンラボはグループチャットのトラブルに何とか納まりをつけたと表明した。しかし、5ヶ月後の時点でユーザーから見て改善されたと思えるものは何もなかった。
11月にはBetaグリッドで4月時点から非公式に囁かれてきたSL Enterpriseが立ち上げられた。それで我々は開発チームは間もなくレイオフされるだろうと理解した。
12月にはスクリプトの制作について制限が加えられ、大きな波紋を投げかけた。それから2009年を通じて、送っても着かないインスタント・メッセージの問題が起きた。それは送ろうと思った相手のもとに必ずしもすべてのメッセージが送られないというものだった。
メディア
RLのデイリーメール紙が悲劇的なイタリアでの殺人事件にSLが関与していると吹きまくった。しかし実際にはSLが何の関与もしていないと明らかになると、尻馬に乗って雑音を振り撒くところは出てこなかった。こんなマイナス面もあったが、このニュースのお蔭で世間の関心が高まったのか、ユーザーの登録数は僅かに増えた。3月になってSL内のロイターの事務所が閉鎖されたが、しばらく経つと新しい島で活動が続けられた。
オノ・ヨーコがSLのなかでImagine Peace Towerの除幕式を行なった。また、この年には『SL命のリレー』という癌研究のためのプロジェクトが大きな金額の寄付を得た。かつてないことだったが我々は新しいCEOのMark Kingdonと話をする機会を持った。
他にも色々なことがあったが、2009年のSLについてはこんなところだろう。」
Posted by Sophiee Winkler at 13:20│Comments(0)
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