2011年12月05日
天使の本音(2)

今まで3人称で書いていたのに、何故か1人称の方がよいように思いました。ということでTenshi の言葉です。
「私の仮想生活は今惨憺たる有様です。私はめったにログインしなくなりました。最近ログインしたのは2週間前で、それは30分間くらいのことでした。でも私はやりたいことは何も見つけることができませんでした。また、私の友人のリストにある人とは完全に会えなくなりました。
SLで私が本当に好きだった友達を私はRLに持ってきてそこで付き合うようになりました。彼等は私個人の勲章のような飾りです。また彼等は私のフェースブックでの友達でもあります。
私はRLのお付き合いと家の仕事を放ったらかして、子供と一緒にある友人のところに行きました。一週間ほど彼女の家に泊めてもらったのです。親交をさらに深めるために私たちは車を100マイルほど運転して旅行したのです。すべてがうまくいっていることを確認するために。
私の仮想生活はもはや存在しません。私は実生活の方が好きになったのです。つまり、セカンドライフは私にとって第二義的なものになったのです。
こうなった理由は全く定かではないのです。私が仕事や子供の世話で忙しすぎたからなのか、あるいはまだSLをうろつき回っている私の友達たちを除いてはSLには何も残っていないからなのか?
私は今姿勢を低くしていて、仮想世界のストーカーたちはもっと他の生贄を見つけて移動していきました。私がかつて護り助けていたアーティスト達はどこへいってしまったのかしら?きっと彼等の多くはやはりSLから移動してしまったに違いないでしょう。
私がSLについて最高のものして、また最悪のものとして堅く信じていることは、SLがユーザー達によって強く牽引されていたということと、それがしばしばその開発者達によって前進を阻まれたということです。
実生活の中の第二のものとして、私はまだそれに深く関わっているのでSLについて多く語ってきました。それは今やまるで汚い秘密のようなものになってしまいました。
私の友達が昨夜私がSLの友人とどのようにして知り合いになったかを尋ねました。私は咳払いし、口ごもり、もはや避けられなくなるまで答えを控えました。最後には答えましたが、それは非常に曖昧でした。
隠しておきたかったのはSLの友人たちのことではありません。私は人間の社会的心理というものに深く触れていたのに、それを軽々しく扱っていました。そのことがとても恥ずかしいのです。
もしあなたがまだSLをやっていて毎日2時間以上使っているなら、私はログアウトして他のことに時間を使うように勧めます。外に出て見知らぬ人に会って、お天気のことでも話してみましょう。
仮想の生活は続けてください。しかし、それを程よい程度に抑えることを学んでください。ビデオゲームはある束の間だけ人を心地よくします。プラットフォームとしてのSLの副次的な効用は低下しつつあります。
もし開かれた開発が可能になって、人気が急回復するといったことがなければ、SLをやり続けることは穴の中にお金を捨てているのと同じことになるでしょう。」