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Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
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2008年07月08日

閉会のご挨拶

閉会のご挨拶

Mitch KaporによるSL5周年祭の閉会のことばが発表されました。この人は昔はリンデンラボの会長をやってたのね。いまは取締役会の一員です。だからこの人が何か発表するというのでみんなナーバスになっていたんだけど、大体の内容はこんな感じでした。お話しながら3Dカメラ使いながらいろんなことやって見せてくれたみたいで、これはブログの映像でチェックしてみましょう。

彼はまず「破壊的なイノベーション」と呼べるほどに大きな変革が将来私たちの社会や経済の仕組みに影響を及ぼすというイメージについて語りました。それはインターネットが現れて、3D技術が地理的制約という「専制君主」を制圧したのと同じようになるだろうと。

SLの将来構想について話を進める前に、彼はSLの創世当事の理想主義を、また住民以外の誰もが抱いていた初期の懐疑主義にPhilip Rosedaleの理想が打ち勝ったということを私たちに思い出すように言いました。

「我々は我々のすべてを持ち寄った、いいものも悪いものも、醜いものも全部だ。最も大事なことは様々な可能性の中から何を選ぶかなんだ。」

それから彼はSLの利用法が増えたことについて語りました。例えば教育、RLと統合できる都市計画や建築、日本のbrain wave との協同の取り組み、音楽について。

次に彼は私たちがもはや最前線に立っているとは言えないと述べました。先駆者の時代は終わろうとしており、次の時代への移行が始まっていると。最初にSLを始めた人たちは夢以外に失うものは何もないアウトサイダー達だったけど、彼等は西部に住み着いた人達と同じようにSLに今の状態を作り上げたのでした。

開拓者達は最初は劣悪な環境に放り出され、実際頑強な人だけが生き残れるだけで、ほとんどの人には困難すぎたと彼は指摘しました。だから初期には落ちこぼれる人の割合が高いのは避けようがなかったんです。そして団結していた人達だけが残れた。このことはSLの環境を魅力的で特徴的なものにしたけど、そのことすらもう過去の概念なんだと彼は言います。なぜなら人々が実用性を仮想世界に持ち込むに従って、SLの魅力や特質は蝕まれていくからです。

実用性を持ち込むというのは単にビジネスの目的だけでなく、教育や建築、非営利の活動によっても促進されます。それは単に仮想世界を利用するグループにとって価値があるからですが、一方それらに新奇性や自由さを感じない人たちにとっては抵抗感のある動きに映ります。これについて彼は「もう一度全体を見直せばリンデンラボが行わなければならない何かがあるはずだ。」と述べています。それは彼の考えではもっとSLを使い易くすること、それからSLの技術プラットフォームとガバナンス(企業運営)をより分散的、分権的な構造にすべきだとも。この分散化の宣言は間もなくなされるそうです。

またMitchは個人的な関心として「感情的帯域幅の拡大」を掲げています。正直ソフィーには意味がわかりませんが、アバターの感情表現や声の表現(本人のボイスチャットでなくアバターの独自の声による会話)のことでしょう。

それから写真技術を応用してアバターを更に人間の見かけにリアルに近づけること、2Dの写真から3Dのアバターを作成する技術などを上げています。(これは1年前にソフィーも予言していましたよ!)

全体として脈絡が不明な部分がありますが、これは彼のせいではなく、彼のスピーチを要約したものを私が見ていることに原因があるでしょう。話しことばを書きことばに直すのって難しいですからね。

要するにアカウントの定着率が悪いのはやはりリンデンラボとしても気になっていて、もう少し一般の人にとってハードルの低い、あるいは定着し易い導入を行う必要があると認めたんですね。そうしないと企業価値、ひいては売却価格も上がらないし。それからRLの政治の圧力が原因だとは言ってはいないけど、私を含め多くの人が主張している経営とオペレーションの分散化によりリスクの軽減を図る必要性も認めたということです。日本にもデーターセンターできないかな~?

Brain Waiveって何でしょう。まさか脳波っていうことはなくて、何かのIT関係の企業かグループですね。 Brain WaiveというSystem Integratorがあって、そこにSL導入サービスを取り扱うCore Dimensionっていう会社のリンクがあるんだけど、これかしら?まだ知らないとこなので今度行ってみよっと。

http://www.core-dimension.jp/

タグ :5周年

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Posted by Sophiee Winkler at 13:31│Comments(2)イベント
この記事へのコメント
brain wavesのくだりは、企業や団体のことじゃなく、そのまんま脳波のことを指してると思います。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2399687/2990223

慶応義塾大学での実験で、運動障害のあるユーザーが脳波でセカンドライフをプレイする、ということから、SLの発展性、ポシビリティを表すキーワードとして使ったのだと思います^^

Mitchのスピーチ、リアルタイムで聞きたかったけど行けなくて残念でした。。。

Sophieeさんのブログ、毎回いつも骨があって、ワクワクして読んでいるファンの一人です^^
Posted by kenny_humby at 2008年07月08日 14:11
ご指摘有難うございます。私の間違いですね。確かにMitchの演説の中に障害者への援助の項目がありそのような記述があります。でも、それってすごすぎますね。もう映画のMatrixの世界ですね。慶應義塾大学はこれに関係していたんですね。私は慶應義塾大学は先輩達の起業したゲームの光栄(KOEI)の関係だと決め付けてました。
Posted by Sophiee Winkler at 2008年07月08日 14:32
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