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Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
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2010年06月04日

W杯の楽しみ方

W杯の楽しみ方

サッカーのW杯がもうすぐ始まります。終わった後であれこれ日本の選手や監督や協会を批判するのはちょっと卑怯な感じもするので、前もってひとこと言っておきましょうね。

今の時点で今回の日本代表の戦績がどうなるかを予想しておきましょう。3敗、もしくは1分け2敗で敗退というのが私の感覚です。根拠はあまりないけど要するに弱いということです。

この10年ほどの間に日本はどんどん実力を落としてしまいました。細かいことは色々あると思うけど、その根本原因は以下のようなものだと思っています。

(1) 選手の体力・体格の増強に力を入れてこなかった

基本的には世界と比べて選手の身長が低すぎて、体力も劣るので力負けしてしまいます。それでも小さな選手を使い続けるのは、きっと日本の協会や監督も小さなオジさん達で、背の高い選手にコンプレックスがあるのでしょう。

マラドーナやジーコやメッシはどうだと言う人がいるでしょうが、マラドーナやメッシが日本にいるならどうぞ使って下さい。私は実力でなくて、小さいということだけで使っているのではないかと思えるくらいだと言っているのです。特にディフェンスが世界標準から比べて小さいですね。それなのに自陣のゴール前でヘディングでクリアしようとしてボールを高く上げています。敵にパスしているのと同じなのですが。

もちろん、小さな体で頑張っている多くの日本人選手を見ると涙が出そうになります。でも、勝敗ということを第一に考えるのがW杯。国内でどんなにいい成績を収めていたとしても体力に劣る日本人選手は海外1流リーグでは通用しません。中村俊輔はスペインは勿論、プレミアリーグやセリエAでも通用しないのですね。

味方が小さいとセンタリング上げようとしても囲まれてしまって、どこにいるのか見えないもんね。また、日本人選手は平気でこけます。その間に敵は有利なポジションを占めてしまいます。

オリンピック見ていても分かるけど、階級制でない競技では大きな外国人選手が有利です。日本人の女子がそこそこの成績を上げられるのに男子は全く勝てません。それは外国人との体格差が女子同士では少ないのに対し、男子では圧倒的に違うからです。

(2)ボディコンタクト恐れるチキンなサッカーだった
上記と深く係わっていますが、当然恐くてボディコンタクトをしない日本人選手は多いです。本気で当り合ったら怪我してしまいますからね。サッカーは空間の取り合いと足の削り合いです。自分はFKのスペシャリストなどといい気になっている選手はボディコンタクトを避けることばかり考えています。また、ディフェンスは自信がないのですぐバックパスしています。

 こんな楽な相手はありません。日本のフォワードのバックパスに始まり、キーパーを除く全ての選手が日本のゴールを向いてどんどん進んでいる光景は世界の「傑作」というべきでしょう。そういうことで、ドリブルも下手だし、やろうとしません。

(3)基本的な技術がない
トラップが下手です。海外組ですら、トラップしたボールが5M位はねてしまうことがあります。そこを敵に詰められてしまいます。パスを多用するくせにトラップが下手というのは、全く矛盾しています。そこで、コロコロしただらしないパスを使います。「思いやりの精神」ですね。でもこの友愛精神は敵にも及ぼされます。

 同じタイミングの精度の悪いパスを多用するので、インターセプトされます。

 シュートが空高く上がっていきます。枠に飛ばせません。鋭く踏み込んで自分の膝下にボールを入れないのでそうなるのかなと思います。いっそのこと足の裏でシュートして欲しい。

 やはり体力がないのでシュートは遅いし、大抵は当たり損ないの情けないシュートです。たまたま入るというのが実態でしょう。

 ボールをもらってから足を止めてパスする相手を探しています。もらったらすぐ前進し、その過程で出す場所を見つければいいのですが、止まってあたりを見回して、結局詰められてバックパスを繰り返します。


(4)走るだけ
四六時中同じペースで走っているので、前半終了前と、公判15分過ぎくらいにはもう体力がなくなって、足が止まり点を取られてしまいます。相手が本気を出すときに、こっちはヨレヨレになっています。プレーにメリハリがありません。相手が突然ギアを上げるとついていけません。

 一言でいうと自分の力で局面を切り開くという意志が明確な選手は3人くらいしかいません。

 そもそも走っていても本気でボールを取りに行くということは少ないですね。ディフェンスの振り、オフェンスの振りをしているという感じです。

(5)全ては劣等感から
日本のサッカーは組織のサッカーだ等と自分達を誤魔化すことばかり言っているので何が本当のことなのか分からなくなっています。

 個人技は組織プレーでも必要です。個人技がないのに勝てるというのは幻想です。1対1で勝てないので、パスを多用します。パスやトラップの精度が悪いので短いパスで繋ごうとします。そうすると密集して、真ん中に集まり、相手のディフェンスを固める結果になります。大きな展開、サイド攻撃は一発カウンターの恐れがあるので採用しません。

 パスを多用するサッカーにこそ個人技が必要です。下手が集まってボールをつつき合っているのはサッカーではありません。1対1で勝てないのならサッカーは止めるべきです。何かボールをもらうとすぐ誰かに渡さないといけないと思っているみたいです。ボールは時限爆弾じゃないのに。キープできないで相手に取られてしまうのが恐いというのが本心でしょう。

 何時になったら個人技を鍛える積りなのでしょうか?

(6)指導者も協会もだめ
 長期計画がありません。結局往年の2,3流選手がのさばっています。監督を変えることだけが仕事ではないはず。(変えることもできないが。)

(7)反省しない
 負けても誰も責任を取らないし、次につながる反省をしません。「これで終わったわけではないから・・・」という台詞は聞き飽きました。ひょっとすると日本のサッカーは「まだ始まっていない。」のかも。

(8)分析はしていない
 例えばキーパーの楢崎がどれくらい横の動きが下手で、シュートをキャッチしないでパンチングばかりするので、それが結局失点を誘発しているかということを調べて見ると面白いと思います。玉田はチャンスボールをもらっても馬鹿の一つ覚えで、敵ゴールに向き直ることなくバックパスしてから前進をしようとします。自分で突破する気はありません。

 各選手のトラップ能力をボールとの距離で分析するとか、どのような気象条件のときに、誰は何分くらいで使い物にならなくなるとか、そういう緻密なデーターを取って将来の構想や直近の戦術に生かすということ、特に外国人選手との違い等を定量的に把握しないので、何時までたっても劣等感が払拭されないし、変化を生み出し、受け入れることもできません。

(9)マスコミも評論家も仕事をしていない。
ファンや視聴者に正しい姿を知らせるのが彼等の務めのはずなのに、誰も傷つかないコメントを出すことだけに腐心しています。ほとんど勉強していない。最近ようやくサポーターの無知さは解消しつつあり、真実を見つめる目が出来てきたように思います。

 先日のイングランド戦で解説の福西が「引いて守ることも考えるべきだ。」とコメントしていました。イングランド相手に引いて守りきれるのですか、日本は?実際には足が止まって、押し込まれて2点取られてしまいました。押し込まれるのと引いて守るのは違うのですが、結果は同じになったでしょう。

W杯の結果、結局再び世界との差を見せ付けられ、またそれが改善されそうもないことが素人目にも明らかになるので、W杯後の国内サッカーの人気は更に低迷するでしょう。そう、私たちは「サッカーみたいな」球技をお金をとって見せられていたのですが、どうもそれは世界で行なわれている「サッカー」とは異質のものだということに気がつくのです。

今年の「迷言大賞」は「最低でも県外」と「ベスト4」で決まりですね。

さて、以上大の素人である私のコメントを頭の隅において、日本代表のプレーをご覧下さい。どれ位当たるか楽しみです。私自身は、普段見れない外国の強いチーム同士の芸術的なプレーを楽しむことに決めています。

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Posted by Sophiee Winkler at 13:41│Comments(1)イベント
この記事へのコメント
現時点での日本サッカーについて、感想・コメント聞きたいです^^
Posted by カメルーンの江藤 at 2010年06月25日 10:59
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