2011年06月02日
頭が回らない

震災以来頭が回っていない私です。最近は中国語の学習に嵌まっていて、SLにはあまりログインしていません。今月下旬に検定試験があるので、それに合わせてやっています。受験勉強というのは相手が社会や経済や人間ではないので、やれば何らかの前進があるのである意味楽です。
SLについては何人かの人とお話をしました。別に私が何か言ってもどうにかなるものでもありませんが、こういうふうに思うこと自体あまりSLに熱心でないということでしょう。
SLをはじめMetaberse や仮想世界を推進したい人の立場は日本人は個人SIMは増えているのかもしれないし、ユーザーも増えているのかもしれない、実態は分からないということです。でも私は感覚的にはそうは思えません。どう考えても利用者は大幅に減っているでしょう。
SLの中で人とお話するときも、話題はSLということよりもTwitter やFacebook
を含めたSNS、その他の仮想世界のGridということになります。その中でSLはとても厄介で面倒な遊びなので、今は趣味を追求したり、中で他の人とコミュニケーションして気分転換や慰安を求める人が残っている形です。
初心者はあまり長続きしていないのではないでしょうか?昔は各地で様々なイベントがあり、お金儲け目当ての人もたくさんユーザーになり、企業も進出していたのでとても活気がありましたね。
でもそのころからどうやって経済を回していくのか、RLとどうつなげていくのかは見えていいなくて、とうとう遊びの一つというところまでになってしまいました。コミュニケーションをとるのだけだと、もっと簡単なSNSがありますから、本当に使い道が狭くなってしまいました。
この間Nekoさんと話したのは、SLだけでなくて、現代の社会におけるコミュニケーションの取り方の変容とその意味です。一言でいうとみんな他の人との結びつきを求めているのに、流行っているのはどちらかというと、何かを起こす力のない気休めみたいなものでしかありません。
もちろんアフリカや中東では政府をひっくり返すほどの力があるものもあるのだけれど、それはメディアやツールが満たされていなかった大きなニーズと結びついたということで、SLが多くの人々に提供できるものというのがまだ見つかっていないという現状です。
「これからが本番だ。」と言っている人もいます。そう思いたいですね。現代のコミュニケーションの意味についてはまた改めて。