2008年06月16日
新しい世界へ(その3)
昨日の続きです。
「しかし、07年の1月にリンデンラボがリリースしたのはSLViwerのソースコードだけで、それをクライアントと呼んだ。それはSLに接続するためにユーザーが自分のコンピュータにインストールするソフトウェアだった。リンデンラボのサーバーでSLを走らせるソフトウェアが残っていた。それはSIMとユーザーの資産のすべてを貯めたり、呼び出したりし、また仮想世界をリアルタイムで実行するものだ。
仮想世界のオープンソースサーバーを作るために様々な試みがなされてきたが、多くはサーバーとクライアントの両方のコードを書くという膨大な仕事を前にもがき苦しんでいた。しかし、いまやリンデンラボがViewerのコードをリリースしたので、それはやらなくてもよくなったし、libsecondlife library を使って他のカスタムメイドのクライアントをつくることもできるようになった。
それで同じ月のうちに、Durren GuardはOpenSIMプロジェクトを創設した。SLに接続できる仮想世界のオープンソースサーバーの開発に集中できたというわけだ。WikipediaのOpenSIMの記事でも説明したが、OpenSIMはlibsecondlifeを使ってクライアントとサーバーのコミュニケーションをハンドルするのだ。
2007年4月リンデンラボはSLのサーバーのソースコードを、少なくともその一部を、リリースする予定であることをアナウンスした。しかし、リンデンラボがソースコードのどの部分をリリースしようかなどと考えているうちに、オープンSIMをベースにしたオープンソースグリッドが運用を始めた。DeepGridが07年6月に、OSGridが7月に始まった。DeepGridの参加者の一人がそのオープンの日にこんなことを述べていた。
『Mortvillという名前のSIMがあって、数人の熱狂したプログラマー達が小さな島の上を飛び回っていた。地面に飛び込んだり、すべてのチャットは2回表示され、すべてのものはファントムで、木は一本も生えてなくて、IMでSIMがおかしくなったが、それでも素晴らしかった。1週間以内に12のSIMがDeepGridに生まれた。』
リンデンラボは追いつこうと必死だった。07年の9月13日に相互に運用可能な仮想世界のソフトウェアのプロトコルのデザインを公式に計画するプロセスをキックオフした。それはArchitecture Working Group の創設に繋がり、このグループはサードパーティーがSLに接続できるサーバーを運用できることを目的とした。別の表現をすれば、オープンソースグリッドの開発は不可避であり、リンデンラボはお金を取ってそれらのサードパーティーがSLグリッドに接続できるようにしたいと思ったのだ。これはGwynethが05年に提唱したこととほとんど同じことが起きたということだ。」
次回はいよいよ、Danton Sideways によるOpenSIM探検の続きです。
Posted by Sophiee Winkler at 13:31│Comments(0)
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