2008年10月14日
貴方はどうなの?

前回の、SLの中での人間関係とのつながりで、私の中ではいつもここに行き着いてしまうテーマ、何度か書いているアバターに関する考え方のお話です。SLの楽しみ方は人様々、だからアバターと本人の関係も様々です。どうせ遊びでしょと割り切っている人は、軸足はあくまでRLでアバターはその道具ですから、アバターに引きずられてRLで支障を来たすというようなことはありません。大人の対応ですね。具体的にはアバターに寝る家を作ってあげようとか、アクセサリーで飾ろうとか、アバター同士喧嘩するとかは有り得ないんです。
次に、私がそうなんですが、アバターを一つの人格?としてSLのなかで実在感のあるものにしていこうという立場。仮想現実のなかの実在なんて矛盾していますが、あたかも本人とは別人格の生き物がそこにいるかのように振舞うわけですね。ごっこ遊びに没入している状態です。ときどきアバターに引きずられてしまう場合があります。ちゃんと寝るとこないと可哀相、お腹だしていたら風邪引いちゃう、一人だと淋しいとかね。
それからもう一つ特異な例ですが、RLの自分がSLに進出してきて、すべてを自分で蔽い尽くしてしまおうというタイプです。例えばRLでミュージシャンならSLでもミュージシャン、RLで建築デザイナーであればSLでも建築デザイナーという具合。見かけもRLの自分に似せてしまうし、極端な場合は自分の本当の写真を公開したりするわけです。もし明石屋さんまさんがSLで明石屋さんまと名乗って、同じ恰好で出て来たらこれになります。で、人を捉まえてはずーっと自分がしゃべり続けているということで、行動は全く変らないんですね。私はこれを「自我の拡張」と読んでいます。自分のなかで自分が肥大化していて、他のものがほとんど目に入らない状態です。この人の目的は世界を自分で蔽ってしまうことなんです。
実際にはこんなふうな枠に嵌まり切らないで、その境界のモヤモヤした部分で揺れ動いているというのが私たちですね。まあ、枠を作ったのは私の勝手なので、嵌まる必要はないわけです。
私の場合はRLと同じではつまらないし、RLで満たされていないものをSLで追求したいなというのが潜在意識にあるようです。ものづくりとかはその結果です。ブログもそうなのかしら?だから飽くまでSLで活きているアバターとして発言し、行動しているわけです。そういう立場からはお互いのRLの詮索をするのはタブーだし、RLのお話も飽くまでSLとの比較、関係といったことに限られます。RLを持ち出して威張ったりするのは、RLでも嫌われるし、SLでは問題外ということになります。もちろんSLのなかに限定しても「威張りんぼう将軍」は困りますね。初期のSLでは結構そういう人がいましたね。俺はこんなに高い技術を持っていて偉いんだから恐れ入れというような。まあ、RLでは恐れ入ってもらってない証拠なんでしょう。
昔はよくRLの年齢とか職業とか質問されました。私はそんなときは「生まれて2ヶ月で、職業はアバターです。」ってお応えしてました。
ただ、こういう立場をとっていると意識が本人と入れ替わってくる、あるいは本人を引きずってしまうということが起きます。例えば私は半ば意図的に夢でSLできちゃいます。時間がないので、ものづくりの続きは夢の中でっていう具合。これはちょっと危ない。ちゃんと分けているつもりでも、SLのアバター格が優位になりそうになるわけです。
でも、RLで突然大きな出来事があったり、前回書いたようにSLの友達がRLの都合で活動できなくなったりすると、やっぱりRLが中心なんだって思い知らされるわけです。まあ、それは当然で分かっているんですが、せっかく虚構の世界を設定していたのに現実を突きつけられてがっかりするのね。
そして最後に思うのは、RLのご主人様が何かの都合で活動できなくなると、私もSLに登場しなくなってしまうってことです。友達から見ると最近見かけないけど、何の連絡もないなってことになります。それが今からとっても悲しい気がする。アバターに人格を設定していない人は関係ないですね。再開できるようになったらそうすればいい、ホイホイってなものね。だから平気で自分のアバターに延々とキャンプさせられるんだけど。
お付き合いするなかで、色んな人のアバターの位置づけの違いを読み取って、ある程度それに合わせていかないと、認識が噛み合わないということになります。別にズレててもいいだろう、そういうのはRLでも幾らでもあるじゃん、というのも本当ですが、その辺りのフィット感がお付き合いが長く続いて行く上では大事なのかなって思います。私の友達はみんなその辺は上手ですね。きっと私が合わせてもらっているんですね。
今日は出先なので、新しい画像を用意できませんでした。悪しからず。本当はこんなに胸は大きくないんだけど。アップにすると強調されてしまいます。
Posted by Sophiee Winkler at 13:12│Comments(6)
│生活
この記事へのコメント
こんばんわKeity=Nagyです、私もSophieeさんに近いかな。
それぞれのアバターに個性が出てきていますし、居場所がないと気の毒です^^b。
それからRLも持ち込みませんね、お友達も詮索してはきません。
だからお友達なのでしょうねー。
それぞれのアバターに個性が出てきていますし、居場所がないと気の毒です^^b。
それからRLも持ち込みませんね、お友達も詮索してはきません。
だからお友達なのでしょうねー。
Posted by Keity=Enewiy
at 2008年10月15日 02:27

コメントありがと~。そうですね、長期で安定した関係だと自然にそうなっていると思います。ただ、その人のSL内での行動があまりに突飛だったりすると、RLってどうなんだろうって気になることはあるけど、何とか我慢することにしてます。別アカつくると、オリジナルがお金あげたり、ドレスあげたり、住居を提供したりして面倒を見てあげることになりますが、不思議な関係ですね。小さい頃のお人形さん遊びと同じなのかしら?そういうのも楽しいので、別アカは増えていってしまいます。
Posted by Sophiee Winkler at 2008年10月15日 09:52
いわゆる、アバターにキャラを作る、あるいはできる。
これは当然で、小説などでわかるように独自の個性が出てきます。
ただ、根っこは同じなので、キャラにも個性と同時にRLの自分の個性も反映されます。
だから別アカは自分で分けたつもりでも
他の人からみれば、わかる人にはわかる。
これが現状だと思います。
もっと言えば、それは決して悪くはない。
逆に楽しいかも。
これは当然で、小説などでわかるように独自の個性が出てきます。
ただ、根っこは同じなので、キャラにも個性と同時にRLの自分の個性も反映されます。
だから別アカは自分で分けたつもりでも
他の人からみれば、わかる人にはわかる。
これが現状だと思います。
もっと言えば、それは決して悪くはない。
逆に楽しいかも。
Posted by BT at 2008年10月15日 23:32
コメントありがと~。そうですね、私の別アカも腰回りに特徴があるので分かるって言われます。性格を分けるというのはかなり難しそうなので、別アカにはしゃべらせないようにしています。あるいは「Sophiee の別アカです。」と名乗って、自然にしゃべるようにするときもあります。別アカ楽しいですね。
Posted by Sophiee Winkler
at 2008年10月16日 12:48

細かい事言うとですけど、「・・・RLの詮索をするのはタブーだし、RLのお話も飽くまでSLとの比較、関係といったことに限られます。・・・」
あまりダイレクトに聞くのは失礼って言う認識が、SL歴長い方にはありますよね。
ただ、懇意にしてる方、方向性が合う方とは、どうしても少しずつRLの自分をオープンにしていく傾向があるように思います。
ソフィーさんは、タイニーやファーリ、ロボなどになった所見ないんですが、そちらも分析していただけると楽しいかも^^
あまりダイレクトに聞くのは失礼って言う認識が、SL歴長い方にはありますよね。
ただ、懇意にしてる方、方向性が合う方とは、どうしても少しずつRLの自分をオープンにしていく傾向があるように思います。
ソフィーさんは、タイニーやファーリ、ロボなどになった所見ないんですが、そちらも分析していただけると楽しいかも^^
Posted by Kurokuro3rd Giha at 2008年10月17日 18:47
コメントありがと~。そうですね、確かにタイニーとかなったことありません。タイニーは手足を折り曲げるというのが拷問を受けているみたいで苦手というか、食わず嫌いなんだけど、敬遠しちゃってます。ファーリやロボットは漫画的なのでやっぱり自分ではやらないですね。でもこれも勇気を出してやってみたことがないということです。だからそういうものについてコメントする資格が無いと思いますが、一つには却って個性が出しにくいような気がしています。インパクトが強いとそれが全体を覆ってしまうような。スキンの種類が限られているような感じも。偏見かもしれません。
Posted by Sophiee Winkler at 2008年10月18日 09:15
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