2009年04月13日
SCULPパック
BIABというのはBusiness in a boxの略で、一つのボックスの中にフルパーミッションの服、眼、スキン、ヘア、靴などが入っていて、それを小売業者として再販できるというものです。だから一種の卸売り業の商品アイテムということになります。これはSLのかなり初期からありますね。でも同じようなものはフリーで出回ってたり、そこかしこにあるので、あまり魅力的とは言えず、これを買って小売で儲けようとしても今では難しい状況です。
これは自分で普通に製造販売をしている者にはある種恐怖の的だったんだけど、考えてみれば、上質のフリーの方がよっぽど恐いし、自分でこれらのアイテムを上回るものをつくればいいのだから、個人のビジネスの決定的な阻害要因というわけではありませんね。実際これらのアイテムを店頭で見かけても、RLにおける道路標識やサラ金の看板みたいなもので、私たちの便利な目はそれらを無視してしまっています。どちらも必要以上に沢山ありますからね。
さて、最近利口な人達の間ではスカルプテッドプリムにちょっと手を加えたフルパーアイテムのパックを買うことが流行り始めているようです。テクスチャーを代えればあっという間に自分のオリジナル商品みたいなものが出来上がるんですね。テクスチャーは自分で用意しないと別の見かけのものにはなりません。木の葉や靴や帽子といったものがいいようで、スカルプの襟や宝石には向かないそうです。
どうしてかしら?テクスチャーの彩色のパターンが難しくなるからでしょうか?テクスチャーそのものはパッケージの中に入ってないので、そのデザインを真似るということはできないのでしょう。それができてしまうと、この商品を右から左に卸売りできるから?自分の作ったものでも出来るような気もする。
このスカルプ卸売りパックは真面目なデザイナーやクリエーターにとっては面白くない代物ですね。自分達が何時間も掛けて作ったものが、何分かで簡単に真似られてしまうし、テクスチャーさえいいものを仕入れてくれば、同じような品質のものを格安で売られてしまうからです。
この商売はSLが同じ形状の似かよった商品で埋め尽くされるまでは利益を出すことができるでしょう。クリエーター達がオリジナルの新しい商品を開発しても、また同じようなもののスカルプのパッケージが売られるのかもしれない。RLでは商品の様々な属性の面で差をつけて高級品を次々に生み出すことが可能だけれども、本質的には「見た目」に依存しているSLの商品は工夫にも限度があるということです。
そうすると闘いの場はブランドとかアフターサービスとか、究極のデザインクオリティといったところに移っていくのでしょうか?もしクリエーター達がある時点で挫折してしまうと、そこでSLの大きな要素、自分でものをつくれる世界が輝きを失ってしまいそうな気もします。ものを作る、売る、買うといったことの本質的な意味に関わる何かが含まれていそうな気がしますが、当面私の頭では解明できないでしょう。遠い将来への宿題です。
以上は一昨日くらいのSecondlife Heraldの記事に触発されたものです。
Posted by Sophiee Winkler at 13:19│Comments(0)
│ものづくり
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