2008年09月22日
また楽しみましょう
今回MagSLのTokyo2閉鎖に関連して、久しぶりにSLのビジネスについて考えてみました。基本的にMagSLはリンデンラボの掲げる理念に忠実に、住民が自分の創造性を発揮して様々なコミュニティーやイベント、アート、グループ、建造物やオブジェクトを作っていくことを想定して、ベーシックで標準化された土地利用のサービスを提供してきました。住民のサポートやSimのメンテナンスに対するコミットメントは一流で、住民は大きな安心感を得ることができました。そのことはSLの初期の段階において大いに評価されるべきでしょう。
しかし、どのようなビジネスでもそうですが、市場の需要が伸びていかないと商品やサービスの質がよくても利益を出すのは難しくなります。需要さえあれば、ビジネスの経営者の能力が少々低くても儲けることはできます。SLでは市場に入ってくる人は多いのですが、そこにとどまって継続的に経済活動を行う人は限られています。それはどうやらSLがその人たちの能動性を引き出すような魅力あるアプリケーションを提供できていないからだというのが、この一年以上SLの中に住んでみた私の結論です。
このアプリケーションの不足の中で自分を鼓舞して、目的意識を持ってSLに取り組んできた人だけが、今住人として残っているわけですね。でも、これは本当に大変なことで、多分その中の多くの人たちは、何らかの意味でRLの生活に支障を来たしていると思います。
従ってリンデンラボにしても、MagSLにしても、もう少し住民に迎合的な、「やさしい」アプリケーションを開発することを迫られているのです。住民には企業も含まれますから、彼等がどのようにSLをRLのビジネスに繋げるのかも含めて相談に乗ってあげなければいけないわけです。
私はお友達とSLの将来について意見を交換するなかで、去年の10月頃にはSL自体が曲がり角に差し掛かるということを予測していました。現在は大企業の代わりに中小の企業が値ごろ感の出たOpenspace等で盛んに進出しているようですが、本質は同じことで、益々お世話の必要性が増していることでしょう。もちろんその中で画期的なビジネスモデルが発明されれば、そこでブレークが起きるかもしれない。もっとも、それとは全く違った分野で、企業がSLに限らずSNSを通常のビジネスに取り込むことで、ブレークがSLの頭の上を通り過ぎていくということもあり得るわけですね。だからMagSLもリンデンラボの構想の中だけでビジネスをするということではなくて、SNSの使い方という大きな土俵でビジネスモデルの再構築を行うことを模索している過程なのではないでしょうか?