2009年06月24日
最近のブログから

昨日の記事にはみんな関心があるらしく、Alpherville Heraldは現在リンデンラボの株式の一部を保有しているベンチャーキャピタルのうちの一つから、「個人として売却したのであれば3億円から5億円の範囲ではないか。」というコメントを引き出しています。そうして私が昨日書いたようにいままでに辞めた数人の幹部が売却したのではないかと推測しています。もちろんその理由は個人的に手持ちキャッシュの改善を狙ったものか、SLの将来を暗いと見たかそのあたりは依然として不明だとも言っています。
これとは全く関係ありませんが、同じブログの記者がRLの大人のユーザー(女性)にインタビューして、彼女が先日のアダルト専用大陸であるZindraのオープニングセレモニーに呼ばれたときのことについて述べていました。この女性アバターは現地ではドンちゃん騒ぎが行なわれていて、子供のアバターが体全体が大きなオチンチンのアバターと一緒にダンスをしていたなどとレポートしていました。
この記者はこんなの許されるのかという口振りですが、招待された人はみんな年齢認証されているので、もはや過去のMatureにおけるややこしい配慮は不要で、何やってもいいということなのかもしれないし、オープニングだから大目にみたということかもしれません。せっかく専門の場所をつくったのだから多分何でもありということにしたのだと思います。そうでないとMaureと同じになってしまいます。
それよりもどんなことでも挙げつらって、世間の関心を惹こうというチープな根性が嫌になりますね。子供は入ってこられないし、仮に子供が虚偽の申告をして年齢認証を免れたとしたら、それは保護者も噛んでいるんだろうし、プラットフォーム側としてもそこまでの責任は負えないということですね。RLでは子供達はもっと酷いものに晒されているわけだから。
その意味ではTeen Gridというのも細々と存続させていくのではないでしょうか。もちろんそっちでもTeenの認証をしっかりやって、大人が紛れ込まないようにしなくてはいけませんが。
いずれにしても3D仮想世界はインターネットと同様にその匿名性を大きな柱としています。それは裏を返せば本当のアイデンティティは分からなくていいという世界なので、性別や年齢を幾らでも異なって設定できるわけです。そのことを問題にしないということですね。金銭的な取引が発生しないときはそれで押し通していけるし、取引の場合でも第三者を介したカード決済を使えば、その範囲でアイデンティティは認証されているということになるのでしょう。SLのZindraだって、その中に入って口先で大人が子供の振りをすることは可能なので、言い出すとキリがないわけです。実際にはリンデンに見つかるとそういう揉め事をおこしそうな、政府や議会の回し者みたいなアカウントはBanされてしまうとは思いますね。