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プロフィール
Sophiee Winkler
Sophiee Winkler
2007年6月生まれ。MagSLの原宿に住んでて、HARAJUKU PLACE というお店をやってます。景観商品とか小物が中心です。最近はスキンとシェイプに凝っています。
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2009年06月01日

リンデンの失敗(3)



Zonja Capaliniさんのブログの「Openspaceの大失敗」という記事の訳の続きです。


ビジネスの側面
そんなことをやっているうちに私は雇い主の問題の解決策を見つけなければいけなくなりました。散々議論した挙句、私たちは私がC社からC2~C4のOpenspaceを買い取り、そして彼等はC1を売り払い、私はC2をC社に貸す形にして、残ったC3とC4を私の土地であるCondensation Southと同SouthWest とまとめて、それを通常Simと交換し、それを売り払うことを決めました。

ところがこれがとんでもない混乱の始まりでした。C社での議論に時間を使いすぎてしまって、C社と私の間の土地の取引が行なわれた後、C1は契約期限切れで放棄せざるを得なくなったのです。それから私自身の島の一つも6ヶ月の契約の支払い期限が訪れ、たとえ私が一つにまとめる予定の4つのOpenspaceの支払い期限がまだ2ヶ月先だとしても、今ある島の支払いをしなければならなかったのです。そして私は4島を一つの普通のSimに変換することをそれより1週間前にはオーダーしてしまっていたのでした。

私が管理費の支払い請求を拒んだために、私は(以前か持っていた)4つのOpenspaceを失いました。(私はすでに全てのオブジェクトを取り去り、残りの島を整地を済ませて、新たに手にするC3とC4に結合しようとしていたのにこうなってしまって、私はリンデンラボの顧客に対する馬鹿げた、硬直した取り扱いに怒り狂いました。だから私はもう残ったCondensation Southと同SouthWestを彼等が何ヶ月かの後に持っていくだけなのに、予め綺麗にしておくのに時間を使うことには気が進みませんでした。)

(ソフィー注:以下の3つの段落は既に5月26日のこのブログで抜き出して紹介してありますが、それを参照してねというのも不親切なので、流れとして再掲載します、悪しからず。)

この過程で分かったことは、もし貴方がどうしてもリンデンラボとビジネス取引をしなければいけなくなったら、私の経験ではそれは絶対勧めないけど、リンデンラボの誰かが貴方や貴方のビジネスについてそのうち知ってくれるなんて考えてはいけない。1年当たりUS$3,540プラス付加価値税を払っているからといって、お客さんみたいに扱ってもらえることにはならない。

彼等は貴方がいったいどれ位の数の島を持っているかのリストすら用意していないし、貴方が毎月どれ位のお金を使っているかも知らない。だから彼等は貴方を適切にケアしたりアドバイスを与えたりはできないの。もしそんなリストがあるとしてもそれは出てこない。

だから彼等の先回りをして計画を立て、彼等のサポートシステムが非効率であることを計算に入れないといけない。そうでないと、結局あとで貴方がその代償を払うことになるからよ。(例えば誰かに島を譲り渡すとして、しばらくの間は貴方も買い手もその島を使うことはできない。でもその期間については貴方がお金を払っていることになる。そして実際に譲渡が有効になされるまでにどれ位の時間が掛かるかについては何の保証もないの。もしリンデンの持っている「順番待ちのリスト」が飛んでしまったとしたら、そのトラブルに対しても貴方はお金を払うことになるわけ。)

Hypergrid
ということで、C社は私からC2を借りることでそれを維持し、私には僅かに3つの島が残されたのです。それらはCondensation Land, Condensation North, Condensation Beachです。私はクリスマスの休暇を使ってもっとOpensimの勉強をしました。Justin Clark Caseyという人がメタバースの将来に関してとっても興味深い記事を発表していました。そこではHypergirdと呼ばれる小さな、結合された複数のGridというコンセプトが紹介されていて、何よりも注目すべきはGrid間でテレポートが出来る点です。私はそのメカニズムを試験的に体験し、それについてブログに書きました。

再びビジネスの側面
私はC社のために9つのSimからなるOpensimのテストGridを設置しました。古いAthlon X64 Core duo 3300を使って、速さは2GHzでRAMは2GBでした。全部を組み上げるのは結構ゴチャゴチャして大変でした。というのも、サーバーは会社のイントラネットの奥の方にあって、xml Fileとファイアウオールのいろんなところを時間を掛けて微調整しなければいけなかったのでした。

でも一旦すべてが出来てしまうと、その結果はファンタスティックだったの!使っていたのはsymmetrical 2 Mb SDSLの線で、C社はこれにひと月240ユーロも払っているんだけど、(うん、確かに高い。でもC社のある都市には他に選択肢がなかったから。)私たちは9つのSimを動かすことができたんです!これはSim当たり月27ユーロ以下で、それはUS$36よりも少ない。

もちろんこんな計算は無意味ですね。なぜならこれ以上の価格増加とCPUのキャパの消費なしに、貴方は好きなだけ多くのSimをインストールできるからです。実際誰もログインして来ないときにはCPUの使用度はほとんどゼロで、だから貴方がOpensimをOn-demand方式で運用するなら、(実際、あなたがSimを一日のある部分だけ必要なら、例えばC社のケースのようにレクチャーに使うのであれば)貴方はそのために専用機を割り当てる必要すらないんです。

(ソフィー注:次の二つの段落もすでに抜き出して訳してありましたが、流れを重視して再度載せておきます。)

この過程で分かったことは、SLは大体において過大な価格がついていて、プロダクトは単一で教育や企業の使用のためには柔軟性が掛けている。どこへ行っても変らぬ世界というアイデアは素晴らしいけど、そこまでの必要はないしやり過ぎね。それにエコロジー的に駄目。何よりも他のOpensimに比べて信じられないくらい値段が高い。

Opensimは必要な時にスイッチを入れて、そうでないときはスイッチを切っておけばいい。また、専用機やパワフルなマシンすら必要はないから、ハードウェアのコストはほとんどゼロで済んじゃう。例えば経理課からお古のデスクトップをもらってきてもいいんだもんね。貴方に必要な唯一のもの、そしてそれにはお金を払わないといけないもの、それはBandwidthだけ。そしてこれは時間の経過とともにこれからどんどん安くなっていくでしょう、ということでした。」

明日は最後として彼女なりの結論と、SLの一ユーザーであり、彼女のRLの友人で彼女からOpenspaceのCondensation Beachを借りていたLudmillaさんがどうなってしまったのかについてのお話です。
  

Posted by Sophiee Winkler at 13:12Comments(2)ビジネス