2008年03月11日
SLの予言(その7)
10番目の予言は、どこが予言なのか分かりにくいおしゃべりみたいなものです。
「MitchWagner がバッチリ指摘してるが、SLの中での消費は減っているが、それはギャンブルが禁止になったせいだけではなくて、土地バブルがはじけてオークションでの土地の取引価格が下がってきたことに関係している。一方でリンデンラボは初期の開拓者層の所有する島々の管理費を月額$195に、クラス5の島の管理費を$295に、メインランドを$195というように08年の第1四半期は従来の水準を維持することを約束した。」
「これは土地の値段が上がっても少しだろうという予測につながる。最近の新人は年齢的には高くなっていて、とくに年末に掛けての休暇シーズンにはもっと土地を買うと予想され、それに伴って消費活動も活発化すると考えられる。リンデンラボが土地を過剰に供給するというのはありそうもない。なぜなら、企業にはそんなには売れないだろうから。」
うーん・・・・・・、支離滅裂とういか、ロジックないですね。Nevaは土地と経済の関係をどう考えているのでしょうか?前半では土地の実勢価格が下がったので消費水準が落ちていると言ってます。確かに自分の買った土地がどんどん値上がりすれば、所有者は気が大きくなってお金を使ってしまう、またもっと土地を買うという行動に繋がることは考えられますね。でも、SLの世界では土地は一方的にリンデンラボによって供給されているわけで、中国の株式市場みたいなものよ。
だから、土地の供給をしぼれば土地の価格は上がるし、SLで土地持っていてもビジネスの成功には繋げ難いと思う人が増えれば土地の値段は下がり、住人が増えれば結果的に土地の値段は上がります。色んな要素が絡み合っているので断片的なな憶測を連ねてみても正しい結論には到達できないでしょう。それぞれの要因を数字で抑えていないので、論理的な議論にはなりませんね。Nevaは言及してないけど、リンデンラボは一方では放棄された土地の持ち主から土地を買い戻すとういようなこともやってます。これもオークションの土地価格に影響を与える要因ですね。
さて、突っ込みばかり入れていてもしょうがないので、気を取り直して11番目の予言ですね。
「中国だ!・・・・・・でも、どこの中国のどの中国人なんだろ?」
「興味深い並列状態というべきか、それとも競合というべきか。リンデンラボお気に入りの、かのAnshe Chung スタジオ、レンタルやらイベントやら中国語で中国人にコンテンツを提供するというお話。一方で、HiPhiHiっていう中国の新しい仮想世界があって、中国政府がバックアップしてるとか。」
「これはちょっと微妙な問題だが、良く見てるとこの二つの違いは明確に分かるはずだ。政府がウォッチしてスポンサーなっている世界、そこでは同意を表明しないものは排除されてしまう。それに比べて不同意にこそ成功のヒントがあると注目している民間企業との対比だ。ある中国人が片方の世界を去ることを余儀なくされても、もう一つの世界に行くことができるというのは、RLでもよくあることだったよな。」
ソフィーの解説:
HiPhiHiは中国が去年の6月ころにスウェーデンの会社から導入した3DSNS、リンデンラボも応札していたんだけど選ばれなかったわ。でも使った人の感想では何でもマネするお国柄の割には、これは全くマネにもなっていない低レベルのものだったとか。ネットの中でまで管理されたい人は是非移住することをお勧めします。
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