2008年03月25日
コピーボット2.0
SLが始まってしばらく経つと、オブジェクトやテクスチャーやスクリプトを盗む行為が出始めました。RLであることはSLでも起きるということです。でも、SLの場合はCopybotと呼ばれる自動マシンが開発され、物凄い勢いでコピーライトの侵害が行われたんです。
その後リンデンによる取締りで下火になっていましたが、最近また復活したようです。その中にはスキンなどで不用意にフルパーミッションのデータを開示してしまった場合も含まれていますが、これは救うことはできません。
そんな状況で新しいCopybotが現れたという噂が現れました。2週間ほど前からCopybot2.0 という名前が取り沙汰されるようになりました。実態が明らかにならないままに、Copybot2.0に対応した装置を売り出して儲けた人たちもいるようです。もちろんそんなものは役に立たない詐欺なんですけどね。
RLでは新しい病原菌やウィルスが次々に現れ、それに対する抗生剤やワクチンが開発されます。でもしばらくするとそれが効かない新しいタイプが産まれてきます。PCやインターネットの世界でもウィルスが現れ、それに対する対策が大きなビジネスになっています。ときにはウィルスを作って撒き散らしていた人物が、ウィルス対策ソフトの会社に就職して対抗策を編み出しているということさえあるんです。これと同じことがSNSの世界にも起こらないはずはありません。
Copybot2.0を見た人はいるのでしょうか?ネッシーみたいに、ツチノコみたいに誰も存在の絶対的な証明ができないままに、噂だけが広がっているのかもしれない。つまり私達の心や社会のなかに、なにか私達には正体不明の存在を思い描きたいという欲求があるんですね。
ところで、もしあなたがCopybot2.0を手に入れたらどうしますか?タダでそこら中にバラまくか、SLの全てのコピーしてBanされるか、それとも檻に入れて見世物にするか、どれがいいでしょう?……でも一番いい方法はね、それをCopybot3.0と名付けて、対策ソフトのコピーとセットで売ることよ。それが本物だとしての話だけど。
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