2007年10月06日
SLのビジネス(その10)
SLの中にいる個人はSLのなかで何かいいものやサービスをつくってビジネスにしようとしています。でも基本的には今はクリエーターがリードするフェーズなので、趣味と実益を兼ねてやっていると言った方がいいかも。でも、技術が行き渡ると次にはマーケッターがリードするフェーズになって、そこにRLの資本家が絡んできて本格的になっていくでしょう。もちろんその前提として今までにお話してきた、爆発的な需要の伸びが必要なんだけど。これは飽くまでSLの中のお話。この過程で今は主役であるクリエーター達はだんだんに職人さん的に組織に組み込まれていくのね。SLでもRLと同じ道を辿るのかしら。
私はいろいろ口幅ったいことを言ってますが、男の人たちに時々セクシーダンスや、メイド姿を見せてあげたりしてるだけで、まだ何もビジネスをしていないので、勉強のためにも今度「写真集」を出すことに決めました。これはRLにもある商品だけど、私はSLにいるので、RLのコンセプトをSLに持ってきた、いってみれば有り触れた商品です。RLの女の人たちにどこまで迫れるかですね。
大きなビジネスというのは、こんな個人の趣味や思い入れを更に何らかの仕組みにまで高めていく必要があるのね。私は実はみんながやっている、あのキャンプというのがよく分からないの。確かにお金にはなるけど、それって少なすぎて電気代払ってたらほとんど儲からないんじゃないかしら?それをビジネスとはいいませんね。ではこれをビジネス化することを考えてみましょう。
キャンプの理屈はそのSIMに何人かの人間をとどめておくことで、外見上そのSIMを魅力的にみせようということだけど、キャンプしている間はアバターはお休みしているみたいなものですね。せっかくSLに入ったのに、キャンプなんかやって、遊んだり、ビジネスしたり、もの作ったりできないのは勿体ないわ。実際には、自分が動いている裏でマシンは1台で別のアカウントにキャンプさせる、いわゆる「裏キャンプ」で稼ぐことができるけどね。
企業のCMをSLの中でやって、どれだけの露出になるかっていう議論はあるけど。新製品とか、ロードショーとかはいいんじゃないかしら。要するにサッカー選手のユニホームみたいな感じね。