2009年03月03日
謎の解明(その6)

Andrew Linden、Simon Lindenと住民のチャットの残りです。
Bode: 「Trafficが土地の所有者が空気中からもぎ取ってきて、自分で入力する単なる数字だとしたら、もっと意味があるものだったのに。」(それくらい今の数字には意味がないという意味。)
Andrew:「(見かけがアバターのものが)いつBotsらしく動くのかということの予測を立てておくことは出来るかもしれない。」
Simon: 「僕はある種のBotsの使い方はいいと思うんだ。例えば上手い具合にスクリプトされた来客向けの挨拶用のものとかは役に立ちうる。」
Cronon: 「大抵のものは真似られるさ。」
Lycia: 「Botsの中にはIn-worldでスクリプトできないような機能を果たすために存在しているものがあるわ。買い物に行ってBotから商品を買ったのとほとんど同時にグループへの勧誘が送られてくることがあるでしょ。」
Radek: 「ZombieでBotの形をしていて、作った本人のところから逃げ出して、ヘルプアイランドなんかで嫌がらせをやってるのがいるぞ。」
Cronon: 「だからといってそれがBotsを使わないことの理由にはならないよ。」
話がどんどん拡散するのでAndrew Lindenは何とか纏めようとします。が、効果はないみたい。
Andrew:「僕らはみんなある種のBotsはなかなかイケてるということに賛成なんだね。」
Radek: 「まあ、そいつは取り除かれたけどね。」
Lycia: 「私の働いているところではグループへの勧誘は自動化できたらいいのにと思うわ。」
Neva: 「Simon、僅かばかり良い使い方があるからといって、Botsの引き起こす目の眩みそうな問題が相殺されてしまうなんておかしいぞ。奴等はTrafficの数字を誤魔化すために使われていて、さらにどこにでも現れるしアバターと区別できないからややこしいんだ。」
Andrew: 「それじゃあ、Botsが迷惑になっている効果というものを一つずつ数え上げてみよう。」
Neva: 「あーんと、合衆国の国家防衛部隊はハリケーンKatrinaの洪水で俺たちを助けてくれるなら善だし、それがイラクにいたとしたら悪だね。このアナロジーはみんな分かると思うけど、どっかで何かちょっと役に立っているというだけで、軍隊が丸々いいものだって宣言することはできないさ。区別しないと。」
(説得力ないですね、この言い回しは。)
Andrew: 「キャンプ用のBotsとBotsをどうやって見分けるかということが僕の悩んでいるメインの問題だね。」
Simon: 「ここでは『見分けられない』というのが鍵なんだ。そしてAndrewが悩んでいるのは僕らは軍備拡張競争を始めたくないからなんだ。」
Radek: 「サービス条項に良いBotと悪いBotとは何かについてルールを作っておくべきだ。」
Cronon: 「Botsはサーバーのスペースを取るんだ。Botが一つ増えるとユーザーが一人減るんだ。」
Bode: 「いいBotsはいるよ、でも24×7メートルの箱に詰め込まれた90体のBots商品というのは非生産的だ。クラブや店の床下に置かれた沢山の合板製のキューブでTrafficの数字を上げるのには十分だろう。」
(Botsの代わりにオブジェクトに仕込んだスクリプトであたかもそこにアバターがいるかのようにシステムを誤解させる仕組みですね。)
Neva: 「Botsの軍拡競争なんて存在しないんだSimon、調べれば分かるよな。奴等が日常的にどうやっているか、ログオンの仕組をどうしているか、どういう振る舞いをしているか知っているだろう。誓って言うが奴等の99%はALICEのようにスクリプトで動いているものではないんだ。」
Andrew: 「OK、Botsはリソースの無駄遣いに役に立っているということだね。」
Radek: 「無料のユーザーアカウントを使ってBotsを50使っているクラブを知ってるよ。」
Neva: 「『Simにおいてアバターがほとんどいないスポット』というのを定義しない限り『リソースの無駄使い』とは言えないんじゃないか?」
Andrew: 「Prokovy、Botsの製作者間ではもう小規模の軍拡競争は始まっているよ。」
Neva: 「ということで、Simonが発見した可愛いご挨拶Botsのうちの一つが1Simに40人しかいられないメインランドのスペースを一つ使うんだ。これは皆が持たなきゃいけないしそれにファッショナブルなBotsが加わる。それから土地のオーナーが役に立っていると思う10のフリービーアカウントがアバターのスペースを奪うので、Trafficの数字を上げようとすると、オーナーすら自分のSimを使えなくなるんだ。」
Radek: 「キャンピングチェアを運営するのにもBotsを使うよね。」
Bode: 「Botの軍拡競争があるというのに、どうして10の代わりに90のTraffic Botsを皆が使わないわけがあるだろうか?結果として数知れない匿名の別アカがこれを後押ししているんだ。」
Neva: 「それで?この状況をなんとかしようと思わないのか、Andrew? 100%の効果なんて狙う必要はないんだ。たとえ27%しか有効でなくても大したもんさ。All or Nothingという考え方は止めるべきだ。」
Cronon: 「技術的にいえば、Gridがアイドルかどうかなんてどうでもいいんだけどね。」
Neva: 「そういう考え(完璧でないと駄目)があんたの足をひっぱり、いつでも邪魔をして何かいいことをするのに5年掛かったりするんだ。」
Andrew: 「Botsがリソースを使うということは問題ではないんだ。あるケースでBotsが使われすぎているかどうかということも、また問題ではないんだ。」
Lycia: 「誰か嫌がらせの道具としてBotsを使ったことはないのかしら?他の誰も入ってこれないようにSimを一杯にしちゃうとか。」
Neva: 「(Andrewに向けて)土地の細分化問題のときも、過剰広告のときも、あんたらは(所有者が自分の)モノを極端な形にまで使っているだけだから規制できないって言ってたけど、最後にはそんな奴等の愚行に打ち勝ったよな。」
Radek: 「聞いているところでは、eBayで実際の金と引き換えに古いBotsのユーザーアカウントが売りに出されるという話だ。」
Andrew:「Prokovy、土地の細分化について僕は何が出来たか、何が出来なかったかなんて主張したことはないよ。幾つかの方針が決まったということだと思う。僕は知っての通りポリシーではなくて技術的側面に多くの興味を持っているんだ。」
「この話はいったいどっちの方向に持っていけばいいのかな?」
Neva: 「『あんたら』というのは集合名詞的用法で、土地の細分化についてはリンデンラボ全体を指しているんだ。そのことではソースコードの洞窟暮らしの気分を捨てて、ポリシーを持って事に当たるのに3年もの時間が掛かったんだぜ。」
Andrew: 「ふーむ、eBayでBotsが売りに出ているのか?それは面白い。」
Radek: 「オーナーが持っている土地に限ってBotsを置いておくというのが一番いい方法だと思うよ。」
Neva: 「そうなんだAndrew、奴等は売りにだされている。Heraldに広告が載ってて、『Trafficの水増し』っていうプログラム付きで40体まとめて買えるんだ。」
Radek: 「Botsはフリーアカウントを使うから、彼らはアバターアカウントを売っていることになるんだ。」
Andrew: 「分かったぞ。売られているのはBotサービスであって、Botアカウントを売っているのではないはずだ。」
Radek: 「タダだとしても、Botアカウントが付いてくるんだ。」
Andrew:「お!何か来た。あ~このあとすぐに緊急ミーティングになっちゃった。」
「急いでいかないと。みんな来てくれてありがとう。」
Neva: 「サンキューAndrew.」
他: 「Bye bye.」
「ありがとう。」
このあとも住民のお話は続きますが、切りがいいのでこの辺で。結局謎の解明までは行かなかったけど、現状がそれなりに分った感じがしました。明日はそれについて。